機能性表示食品のポリフェノールの効能と種類

多忙でストレスフルな現代人にとって役立つ存在が、機能性表示食品です。栄養成分が簡単に摂取できるので注目されています。さまざまな機能性表示食品がある中で、ここではポリフェノールの成分が配合されているものを紹介します。

まずはポリフェノールがどのような効能を持つのかを知りましょう。そして健康と美容のために上手に取り入れていきたいものです。

『機能性表示食品とサプリメントにはどのような違いがあるのか』


ポリフェノールって何?

ポリフェノールとは、抗酸化物質のひとつで多くの植物に含まれています。黄色や赤など植物の色素はポリフェノールによるものです。太陽の光で光合成することによって生成されて、植物が害虫やさまざまな菌に侵されないように守る働きをしています。

身近なもので例えるなら、葡萄の紫色やチェリーの赤色、ウコンの黄色などがポリフェノール成分になります。これらの成分は、植物を守るだけでなく人間にもその効能は有効です。それゆえに、ポリフェノールを摂取すると良いとよく言われるわけです。

人間の体はストレスや体に良くない食べ物、紫外線などによって酸化します。これは体内に活性酸素が増えてしまうためで、酸化により老化が進んでいくのです。免疫力も落ちてウイルスに感染しやすくなったり、血管がどろどろに詰まったりと酸化は良いことがありません。

癌や動脈硬化などの病気を引き起こす原因になるとされています。内臓だけでなく、皮膚が酸化するとシミやそばかすを作ってしまいます。こうした厄介な活性酸素による体内酸化を防いでくれるのが、抗酸化物質です。ポリフェノールは抗酸化成分なので、体の老化を防いでくれます。

健康と美容向上のために是非とも取り入れたい成分なのです。アンチエイジング対策としてポリフェノールを積極的に摂取している女性も増えていますよ。

ポリフェノールの種類

一言にポリフェノールと言えども、その種類は豊富です。ほとんどの植物に含まれており、約8000種類以上もの種類があることが分かっています。身近なものでは、大豆製品に含まれるイソフラボンや葡萄やチェリーの赤い色素であるアントシアニンがあります。

そのほかにも緑茶のカテキン、カカオのフラバノール、さらにはそばのルチンもポリフェノールの一種です。生姜に関しては、ショウガオールとジンゲロール、ジンゲロンの3種類のポリフェノールが配合されています。非常に種類が多くてすべてを紹介できませんが、それぞれ効能もさまざまです。

血行促進やホルモンの活性化、高血圧の防止やストレスの緩和など心身にプラスになる成分です。

ポリフェノールを含む食品

具体的に、ポリフェノールを含む食品について見ていきます。ポリフェノールと聞いて思い浮かべる人が多いのが、赤ワインではないでしょうか。赤ワインには非常にたくさんの種類のポリフェノールが含まれており、抗酸化作用の高い食品とされています。

とは言えアルコールであることに変わりはないので、飲み過ぎには注意が必要です。赤ワインのポリフェノールは、心臓病の予防に良いようです。飲み物ではそのほかに、コーヒーに配合されているクロロゲン酸類や紅茶のチャノキ、緑茶のカテキンなどが挙げられます。

コーヒーは苦みがありますが、ポリフェノールは苦みや辛みのもとでもあります。クロロゲン酸類は血糖値の上昇を抑制するほか、脂肪吸収を抑える働きがあるのでダイエットにも良いでしょう。カテキンは抗アレルギーやコレステロール抑制などたくさんの良い効能がありますよ。

飲み物以外では、大豆イソフラボンが代表的です。イソフラボンは女性ホルモンを整えてくれるので、生理痛や更年期障害に悩む女性におすすめです。女性ホルモンが活性化することで、皮膚や髪の毛に潤いが出たり自律神経が整ったりと美容面でもプラスの影響が期待できます。

さらにチョコレートの材料であるカカオには、フラバノールと呼ばれるポリフェノールが豊富です。フラバノールは心臓血管を丈夫にするほか、ストレスを軽減させてくれます。純粋なカカオであるほど、フラバノールの力が強くなります。

そのほかにショウガオールとジンゲロール、ジンゲロンという3種類ものポリフェノールを含むのが、生姜です。生姜は体を温めてくれますが、まさにその力はこれらのポリフェノールによるものです。

ポリフェノールの機能性表示食品

良いことだらけのポリフェノールですが、成人の1日摂取量の理想的な量は1000~1500mg以上です。これだけの量を飲み物や食品で取り入れるのは、なかなか難しいのが現状です。葡萄やチェリーなども美味しいとは言え、そんなにたくさんは食べられませんよね。

大豆製品も小粒ですし、チョコレートの食べ過ぎも糖分の面においては良くないとも言えます。緑茶をたくさん飲むのも良いですが、それでも1日1000~1500mgとなるとそう簡単にはいきません。そこで活用したいのが、ポリフェノールの機能性表示食品です。

しっかりとポリフェノールが配合されているサプリやドリンクなどがあります。これであればいつでもどこでも手軽に補給することが可能です。1日中バタバタしているママにとってもお助かる存在ではないでしょうか。今やかばんの中にいつもしのばせておけるようなコンパクトサイズの機能性表示食品も多々あります。

仕事に追われるビジネスマンも、ポリフェノールの機能性表示食品で何とか大変な仕事を乗り越えて欲しいものです。

プロシアニジン配合の「ポリフェノールの力」

具体的に、ポリフェノールの機能性表示食品で人気のある商品を紹介します。まず、プロシアニジン配合の「ポリフェノールの力」は湯に溶かして飲むタイプの機能性表示食品です。ポリフェノールの一種である松樹皮由来プロシアニジンをたっぷり配合しており、LDLコレステロールを下げるという機能性が表示されています。

ついつい油物を食べてしまう人や、メタボ体型が気になる人、健康診断でコレステロール値が高かった人などにおすすめです。ポリフェノール成分のほかに、ルイボスエキスやオリゴ糖、ビタミンなども含まれていて栄養成分をしっかりと摂取できます。

1日1袋飲めば良いので手軽ですし、カフェインは入っていないので眠れなくなるといった心配も不要です。

ルテイン配合の「ミックスルテインアイ プラスワン」

ブルーベリーなどの紫色素には、ルテインというポリフェノールが含まれています。ルテインは目の疲れに良いとされるポリフェノールで、目の免疫力を高めてくれます。ルテイン配合の「ミックスルテインアイ プラスワン」は、サプリタイプの機能性表示食品です。

サプリなので水さえあれば簡単に飲むことができます。ルテイン以外に、ビルベリーエキスやカシスエキス、アサイーエキスに植物レシチン(大豆由来)などたくさんの栄養成分が配合されています。緑黄色野菜が不足していると感じている人にもおすすめです。

1日3粒で、しっかりとポリフェノール成分が補給できます。

健やかな毎日のために機能性表示食品でポリフェノールを補給しよう

このようにポリフェノールは、健康と美容のために大きな力があることが分かりました。大切なのは、継続して摂取することです。1日だけしっかり補給しても、それほど何か変わることはないでしょう。機能性表示食品であれば、毎日続けて取り入れることが可能です。

自分に必要な効能のポリフェノールは何なのかを探り、ベストな機能性表示食品を見つけたいものです。